売春は悪か?

2007-03-16
http://d.hatena.ne.jp/mo_hate/20070316


なんだか、はてなでは売春が何かと話題ですね。

まず結論から言うと、私は売春は悪であると考えています。


この場合の「悪」とは何か?
「悪」とは「共同体の利益を損なうもの」です。善悪に関しては、ひとによっていろいろな定義があるでしょうが、私はこの定義がもっとも正確に「悪」というものを捉えていると考えています。


ではなぜ売春行為が共同体の利益を損ねるのか。

まず1つめ。
売春行為が性病の蔓延を促進させるため。これは疑いようなく「悪」ですが、まあ自己責任、自業自得と言えないこともありません。



そして2つめ。こっちのほうが重要なんですが、売春が健全な結婚を阻害するためです。
ここでいう健全とは、共同体にとっての健全さ。
つまり、普通に就職して結婚して子どもを育てて…という結婚生活のことです。


この場合、結婚することが「良いこと」なのではありません。
結婚して、子どもを産むことが「良いこと」です。
共同体の永続的な発展こそが、共同体の利益にかなうことであり、そのためには子孫を残す必要があるからです。
だからこそ、売春婦のみならず、嫁きおくれも不妊も種無しも蔑まれてきたわけです。


じゃあなぜ売春が悪かと言うと、結婚して子どもを産みたい女性が売春を嫌うからです。
嫌う理由はいろいろあるのですが(そして、それをひとつひとつ挙げていたらキリがないので省きますが)、結果として結婚するモチベーションが低下するので、売春は悪であるといえます。


もちろん、売春は職業として成り立っている以上、間違いなくひとの役に立っています。
なので、正確には「売春は社会的にプラスの側面とマイナスの側面がある」ということになりますが。