「責任がある」派のあやまち


「責任がある」とする考え方は ①因果 ②主体性 を優先します。
「自ら主体的に選び取った行動であれば、結果に対しては責任がある」
これはひとつの見識であり、疑いようがありません。
問題は、因果と主体性を優先するあまり、③義務 の量の算定をおろそかにした点にあります。
「責任がある」派は「責任がある」と指摘されること自体が、「責め」であるという認識が欠けていました。
因果と主体性がある、という事実だけでは「責任を指摘される」という義務を負うべきかどうかは判断できません。